7月3日 「とっておきの5冊」

大阪のitohenさんにBOOKONNセレクトの古本を置かせていただくことになりました。
itohenさんは、ギャラリーも併設されたブック・カフェで、デザイン事務所という顔も持った、とても一言で言い表せない存在です。純粋な本屋さんではないので、それほど多くの古本を置かせていただくわけではありません。

5冊の本を展示販売して、毎月入れ替えるカタチでやっていきます。
ゆったりとした時間が流れるカフェで、のんびりと眺めてほしいとっておきの本を選んでいきたいと考えています。たった5冊ですが、のんびりと楽しんでほしいからこそ5冊だけ。

毎月その5冊を楽しみに、駅から少し離れたカフェに通うという方が一人でもいてくれたら嬉しいんですけどね。
そんなことを考えながら選んだ今月(7月分)の5冊です。
簡単なキャプションも付けていますので、実際に手に取って楽しんでください。

 

6月15日 「古本市の様子」

さらさ花遊小路での古本市がはじまりました。とりえず会場の様子をアップしておきます。

主催者でもあるFORANさんのコーナー。

 

cafe de pocheさんら各出展者が、セレクトした古本がソファーの上に並べられています。

 

こちらは、とらんぷ堂さんコーナー。

 

 

BOOKONNの本は、こんな感じです。今日は、夕方ごろに行って少し補充もしたいと思います。 夜の11時まで古本市をやっています。お時間がありましたら、ぜひお越しください。

 

6月12日 「古本市用の本を送りました!」

いよいよ今週の土曜日から、さらさ花遊小路で古本市がはじまります。出品する本を少しだけ紹介しておきます。

場所がカフェということもあり「食」に関する本も比較的多めに持っていっています。

 

絵本もいろいろ持っていきます。絵本だけでなく、雑誌や絵本の解説書もあります。

 

ちょっと渋めの本や、アウトドア関連の本もあります。

 

古本市が目的ではなくて、何気なくカフェに来られるお客さんも多いと思うので、大判の美術書やデザイン書は持っていってないです。このスコットランド・チェックの本みたいな、コンパクト・サイズのヴィジュアル本は結構充実していると思います。

お時間がありましたら、ぜひお越しください。それでは会場でお会いしましょう。

 

6月6日 「古本市に参加します!」

京都の人気カフェ「さらさ」での古本市に参加します。
「さらさ」は4店舗ありますが、阪急河原町すぐ近くの店舗で、14・15日に開催します。
最近出版された『京都075』に関わられた「cafe de poche」さんや、ネット古書店の先輩でもある「とらんぷ堂」さんも参加されます。他にも古本好きの方々が出品されますので、ぼくも客として遊びに行きます。2日とも足を運ぶつもりですし、初日にいろいろ売れてくれたら補充もします。
古本好きの方はもちろんですが、素敵なカフェですのでお茶や食事に来たついでに古本市ものぞいていただけたらと思います。


secondhand book fair 2008 early summer
とき;6/14(sat)&15(sun) 12:00-23:30
ところ;さらさ花遊小路(075+212+2310)
[special shop!!]
BOOKONN、とらんぷ堂、KOZAI(JETSET)
and
[regular shop]
FORAN、cafe de poche、Blue Blanche、DJ SAWARAGI、and more...
[文庫バッグ]
北白川製作所

 

 

5月31日 「ブルーノ・ムナーリ展」

関西の情報誌『エルマガジン』に、『ブルーノ・ムナーリ展』についてのコメントを寄せた関係で、内覧会に招待していただきました。それで昨日、滋賀県立近代美術館へ足を運びました。(『エルマガジン』5月24日発売号のアート・ページに載っていますので、興味のある方はごらんください。)
はじめに今回の展示を担当された学芸員の方からムナーリについての簡単な説明があり、ムナーリについて一言で言うと「底抜けのナンセンスを大マジメにやった人」と話されていた。これは、ぼくも同感で、そのナンセンスをわかりやすいカタチで表現した人こそがムナーリだと思っている。
その後、展示会場をゆっくりと鑑賞させてもらった。実際に絵本を手に取って見られたりして展示にも工夫がされていた。グラフィック・デザイナー、絵本作家として紹介される場合が多いので、いままで映像作品を見る機会がなかったが、広告映画などの映像作品を4本みることできた。他にも「役に立たない機械」や、レコード・ジャケット、プロダクトなど、幅広く多角的にムナーリを捉えたものにたっている思う。
滋賀県立近代美術館の中庭にはアレクサンダー・カルダーの彫刻作品があるので、こちらも行かれたら、ぜひみてもらいたい。今回の展示にもあるムナーリの「役に立たない機械」は、アレクサンダー・カルダーのモビールと比較されることもあるが、カルダーの作品には有機的なフォルムが多用されている。ムナーリの作品は人工的でシャープなフォルムで構成され、構造的には同じでも、アプローチは大きく違う。中庭にある彫刻も、有機的なフォルムの作品で、そういう視点で見てもらえたらより楽しんでもらえるんじゃないかと思う。

『生誕100年記念 ブルーノ・ムナーリ展 あの手この手』
2008年5月31日→7月6日
滋賀県立近代美術館

 

「BOOKONNの古本市」情報。その3。

いよいよ今日(4月12日)からイベントがはじまります。
とりあえず会場の写真をちょっとだけアップしておきます。


アホアホ本の展示もありますので、そちらも楽しんでいただけると思います。アホアホ本の展示の様子は、ahoaho-expoのサイトをごらんください。
よかったらお近くの方はいらしてください。

 

「BOOKONNの古本市」情報。その2。

今日も「BOOKONNの古本市」へ持っていく本を紹介していきます。
絵本を比較的多めに用意しています。

「ちびくろおじさん」のようなかわいい絵本を中心に持っていってます。「ぼくが病院で出会った仲間たち」は、植草甚一が訳を手掛けた絵本です。

 

これはイスラエルの絵本です。イスラエルのデザインは、かわいいものが多く密かに注目していましたが、この絵本もすごくかわいい感じになっています。

 

フォア・レディース・シリーズもいくつか持っていきます。値段も500円〜2,500円とものによってバラバラですが安めにしています。

 

ヴィジュアル・ブックも、いろいろ持っていきます。この本は、パントマイムの写真集でエディトリアル・デザインもかっこいいですよ。このシリーズはどれも良いのでおすすめです。

 

小林信彦のちょっとレアな本や、片岡義男との対談本なんかもあります。「ぼくはプレスリーが大好き」は、文庫でも出てますが、やっぱりこっちの方が断然良いですね。
こんな感じで、いろんなジャンルの本を厳選して持っていってます。今から準備に行くので、会場の写真も撮ってこようかと思っています。

 

「BOOKONNの古本市」情報。その1。

4月12日からはじまるイベントの準備をしています。どんな本を持っていくのか、すこしづつここで紹介していきたいと思います。


かなりレアな写真集も販売します。掘り出し物価格ではありませんが相場よりも安くしています。
この2冊はどちらもあまり見かけない本だと思うので、見るだけもかまいませんので来て触ってやってください。

60〜70年代のアメリカが詰まった写真集です。こちらもなかなかめずらしい本ですよ。

 

アルベルト・ジャコメッティの作品集であり、ハーバート・マターの写真集でもあります。もちろんデザインもハーバート・マターが手掛けていて、エディトリアル・デザインが素晴らしい。
写真集は、それほどたくさん持っていくわけではありませんが、かなり厳選したセレクトですので、写真好きの方にもそれなりに楽しんでいただけると思います。

 

「BOOKONNの古本市」開催決定!

4月12日(土)〜14日(月)の3日間、京都のmizucaさんで「BOOKONNの古本市」をやります。
ahoaho-expoのイベント「アホエクみれば世界が変わる!」と同時開催です。アホアホ本は、ちょっとだけ販売もしますが、こちらは基本的には展示です。詳しくは、ahoaho-expoをごらんください。
「BOOKONNの古本市」は、300冊ほどの本を販売いたします。数は少ないのですが、厳選した品揃えですので、楽しんでいただけると思います。イベント期間中はずっといます。普段はお客さんと直にお会いする機会がないので、それだけで楽しみです。
フリーペーパー兼用のDMもつくりました。昨日入稿したのですが、まだ出来上がっていません。完成したら、本を買っていただいた方へ同封します。あと、いろんなお店にこのDMを置いてもらうので、見かけたら手に取ってください。このDMは、ahoaho-expoがメインみたいな感じになっていますが、「BOOKONNの古本市」もやりますので、アホエク・ファンの方はもちろん、「ちょっとアホなのは・・・」という方も遊びに来てください。
お近くの方はイベントにも足を運んでいただけたらと思います。みなさまのお越しをお待ちしています。

 

2月3日 「にのいちしんぶん」

昨日は、ちょうちょぼっこさんで開催中の「にのにのいちのに」へ行ってきました。
200円の本が1400冊。厳選された本ばかりなのに200円なんです。15冊ほど買いましたが、もう一度行っても、あと10冊は確実に買えますね。古本の追加はないので、早い者勝ちです。

 

今回のイベント「にのにのいちのに」のために制作した『にのいちしんぶん』というフリーペーパーが置いてありますので、ぜひお持ち帰りください。BOOKONNもこの『にのいちしんぶん』をデザインしたので、間接的ですが関わっています。
10部ほど手元にありますので、BOOKONNで本を買っていただいた方へ同封します。ご希望の方は、購入時に一言お書き添えください。
来週は、大阪天満宮(天神さん)でも古本市があるし、古本好きの方には「天神さん〜ちゅうちょぼっこ」というルートをおすすめします。ぼくもそのルートで回るかもしれません。

 

1月26日 「金沢21世紀美術館と伊丹市立美術館」

先週末は、金沢へ行き「金沢21世紀美術館」で、粟津潔展をみてきました。そして一昨日は「伊丹市立美術館」で、宮武外骨展をみました。展示されている作品はもちろんですが、その美術館にあるもの(見えるもの見えないものも含めて)すべてが重要です。「金沢21世紀美術館」と「伊丹市立美術館」は、ある意味対極にあるような美術館です。結論から言えば、ぼくは「伊丹市立美術館」の方が好きです。
「伊丹市立美術館」は、町の小さな美術館で、まったく気取らない感じで好感が持てました。本当に展示室があるのかなと不安になるような階段を上がって行くと、2つの展示室がありました。美術館のスタッフの方は60代くらいのおばちゃんがほとんどでした。展示されている作品は(企画展以外の常設展も含め)どれも素晴らしいものばかりでしたので、そのギャップに驚かされました。あと、中庭があって綺麗に手入れされていて、とても落ち着く空間です。宮武外骨の企画展は2月17日までやっています。大規模な展示ではありませんが、興味のある方は楽しめると思います。
一方「金沢21世紀美術館」は、様々なメディアで好意的に取り上げられていたり、行ってきたという友人や知人の話を聞くとみんな良かったと口をそろえたように言っていました。そのため期待が大きかったのが原因かもしれませんが、個人的にはそれほど良いとは思えませんでした。「金沢21世紀美術館」のパンフレットを読むと、美術館の目指すもの、建築のコンセプトなどが書かれていて、ここに書かれていることは大変素晴らしいのですが、実際やっていることは全然伴っていないと感じました。無料で作品が見られるスペースがあったり、開かれた公園のような美術館を目指しているという部分には共感します。しかし、各展示室が細かく区切られていて、自分がどこまで見て、まだ見ていない展示室がどこなのかわからなくて、不親切な印象をぼくは持ちました。ぼくは全部みたと思っていますが、みていない展示室があったかもしれません。それさえわかりません。また、壁は白で統一されトイレのドアも白です。どこがトイレかわかりづらく、男用・女用を表示するピクトグラムも非常に小さくて、ぼくがトイレから出ようとした時も、誤ってご年配の女性の方が入ってこようとしていました。開かれた公園にはほど遠いのが現状です。「伊丹市立美術館」の方が、よっぽど開かれた公園に近いと思うのはぼくだけでしょうか。
別に「金沢21世紀美術館」を批判するつもりはありません。ぼくが感じたのは、もしかしたら「BOOKONN」にも同じことが言えるのではないかと感じ、反省していたのです。目指す方向と現状にきちんと向き合い、少しでも良い方向へ進むように考えなければいけません。毎日、ぼくなりにいろんなことを考えていますが、簡単に良い答えなんて出てきませんね。

 

1月16日 「3年目に突入しました」

BOOKONNは2006年1月14日からスタートしました。
「もう」というか、「まだ」というべきなのかわかりませんが、とにかく3年目に突入しました。
「これからは、こうするぞ!」といった目標とかはないのですが、これからどういう方向へ歩んでいくか、自分なりに考えています。去年の年末から、更新する頻度も少なくなっています。それは、ぼく自身の環境が少し変わったのもありますし、イベントに参加したりして忙しかった部分もありますが、BOOKONNをこれからどうしていくかを自分なりにいろいろ考えて悩んでいたというのも大きいんです。
今も悩んでいて、その答えはまだ出ていません。でも、ずっと立ち止まっていてもはじまらないので、歩きはじめます。過去の2年間を振り返り反省しながら、ゆっくり歩きたいと考えています。
BOOKONNのサイトを見ていただいているみなさんに、これからも楽しんでもらえるように自分なりに努力していきますので、これからもよろしくお願いいたします。

 

12月6日 「tone sequencer for it」

北浜にあるアトリエ箱庭&フィラメントにて開催中(12月10日まで)の、二月空さんの展示会「tone sequencer for it」へ行ってきました。個人的にいろんなことがあったりしてバタバタとしていたのですが癒されました。(下の写真は、アトリエ箱庭さんでの展示の様子です。)

 

6月9日 「スタジオボイス 7月号」

今月号の『スタジオボイス』は、グラフィック・デザインの特集です。
予想以上に充実した内容の特集になっています。50年代〜60年代のデザイン史については特に充実していると思います。昔のデザインを懐かしむだけでなく、今という時代を捉え、これからのデザインに対する提言もされています。
また、いろんな古本屋さんが登場していて、デザイン本を紹介しているのもおもしろいですよ。BOOKONNもちゃっかり登場していますので、機会があれば見てみてください。

 

4月5日 「レースについての本」

レースについて書かれている本を、最近よく買います。カー・レースとかのレースではなくて編物のレースです。
先日も神戸ファッション美術館へ行って、『ハンカチーフのひろがり展』を観てきました。この展示にもたくさんのレースが展示されていました。
なぜ、ぼくがレースの魅力に取りつかれてしまったか、少しはわかってもらえるかもしれないので、最近買ったレースについての本を少しだけ紹介します。

これは1950年代に出版された、かなり大判で本格的な本です。
ほとんど解説もなく、様々なレースの写真が掲載されています。
なんとなくレースに興味を持っていた時期にこの本と出会い、それからレースにハマってしまった記念すべき本です。

実用書でもレースのがあればチェックして、気に入れば買います。
右の本は「日本レース株式会社」について書かれた本ですが、レースの歴史をわかりやすく解説されています。

オランダのテキスタイルについての雑誌。この号はレースの特集が組まれています。この雑誌はホントにかっこいいデザインが満載です。特に広告は傑作揃い。

こんな感じで、レースが自分の中で盛り上がっているので、今月のブックカバーは、レースを使ったデザインになっています。
自分の中で次ぎに盛り上がりを見せつつあるのが「メキシコ」です。メキシコいいですよ。 来月のブックカバーはメキシコになるかもしれませんし、メキシコについての本もそのうち紹介するかもしれません。

 

2月22日 「スペインのカフェとガーリーな壁」

ちょっと前のことになってしまいますが、Caloさんでおもしろい本を買ったので紹介しておきます。
先月「洋書バーゲン」があり、他では見かけない本が結構ありました。和書・洋書、新刊・古本を問わずいろいろとチェックしているつもりですが、はじめて見る新刊の洋書がいくつかありました。その時に買った2冊を紹介しておきます。


一言で言えば、スペインのカフェやバーの写真集ですね。もちろんただの写真集じゃないのは、上の写真を見てもらえればわかってもらえると思います。
床、壁、トイレのピクトグラムなど、目のつけ所がおもしろい。あえて床に落ちているゴミを撮っている写真もあります。
店の看板が横長の本にずらっと列んでいると本の背表紙みたいに見えます。ブックデザインも良くて、写真の構成はもちろんですが、表紙には部分的にグロス加工をしていて凝ったつくりになっています。

結構話題になっているソフィア・コッポラの新作『マリー・アントワネット』の予告編をちらっと観たのですが、カラフルなスイーツがたくさん登場します。LILY VAN DER STOKKERというアムステルダムのアーティストのこの作品集に載っている作品と非常によく似た色彩でした。そして作品はすべて壁に描かれています。
この本は500ページを超えるボリューム。どれも似たような色彩ですが見飽きることなく楽しめます。そんな不思議な魅力の作品が満載です。個人的にこのアーティストに注目していきたいと思います。日本ではほとんど知られていませんが、ヨーロッパではそれなりに評価を受けています。

今、Caloさんでは『冬と、写真と、絵と、本と。』という展示をやっています。ユトレヒトによる『100 BOOKS』も今なら特別価格で買えます。ぼくは予約して随分前に買いましたが、この本は本好きなら絶対欲しくなると思いますよ。1907年から2006年の本が1枚づつ綴じられているんです。そして、その残骸も今回展示されています。2月24日まで。お近くの方はぜひ。

 


12月23日 「よき時代のよきクリスマス」

これは、本棚を整理していたら出てきた一冊。いいタイミングで出てきたので紹介します。
タイトルがズバリ『よき時代のよきクリスマス』。
1964年に『そごう』が発行したクリスマス用の商品カタログなんですが、カタログと言ってもしっかりした本になっていて、ペーパーバックサイズで130ページあります。
写真のクォリティーも高いし、読みものとしても楽しめる充実した内容。加賀まりこが、ちょこっとだけ執筆していたりします。
当時の百貨店で、どういう商品がいくらで売られていたのか知ることのできる貴重な資料にもなるし、こういうクォリティーの高い本をつくっていたのも興味深いことだと思います。
中元や歳暮用にはお金をかけてカタログをつくるけど、今ではクリスマスにこんな本はまずつくらないでしょう。やっぱりそれは「よき時代」だったからなのでしょうか?
Merry Christmas.

 

12月21日 「河野鷹思について」

個人的に好きなグラフィック・デザイナーはたくさんいます。
そして好きだからと言って、そのデザイナーがつくった作品すべてが好きかと言えばそんなことはない。その逆にあまり好きではないデザイナーでも好きな作品がある場合もあります。 (個人的な意見ですが)ソール・バスや亀倉雄策は、個人的に大好きなデザイナーですが、首をかしげたくなる作品もちょこちょこあります。
河野鷹思がつくる作品は、ほぼすべて好きです。ポスター、パッケージ、エディトリアル、造型作品(さかな等)様々な作品をつくっていますが、ぼくの知るかぎりほぼすべて好きです。どの作品にも独特のユーモアが感じられます。企業のシンボルマークを手掛けても、そこには河野鷹思のユーモアがしっかり感じられる。

これは河野鷹思の最初の作品集だと思います。この当時(1956年)、グラフィック・デザイナーが作品集を出すということはあまりなかったことだと思います。1930年代に手掛けた作品や、舞台衣装や舞台セットも掲載されている。
河野鷹思という一人の天才の出現によって日本のデザイン界が大きく進歩したと言っても過言ではない。もちろん河野鷹思が一人で日本のデザイン界をけん引していたわけではないが、この時代、独自の世界観を持って優れた仕事をしていたのは、河野鷹思、今竹七郎、早川良雄とまっ先に3人の名前が上がるだろう。


せっかくなので、ちょっと珍しい本も紹介しておきます。河野鷹思が監修をし、執筆もしている本です。
河野鷹思はデザイン関連の本であれば何冊も編集を手掛けていますが、デザインとは関係のない本としては、ぼくの知るかぎりこの本だけです。カットやレイアウトも本人によるものだと思います。
女性の様々な体型を表したカットも、どこかユーモアを感じさせるフォルムになっているでしょ?そう感じるのはぼくだけけもしれませんが・・・。

 

7月22日 「池田満寿夫のコラージュ」

今日アップした『emma PRIVATE2』のキャプションを書いていたら、写真集としての内容ではなくて池田満寿夫のコラージュについての事ばかり書きそうになってしまい、これではダメだと思いなんとか踏み止まった。でも、せっかくなので池田満寿夫のコラージュについて個人的な意見を書きたいと思う。
池田満寿夫のアート作品(版画)も好きで、特にポップアートの影響が色濃く出た1960年代のものが好きだ。1960年代後半以降の作品は、嫌いではないが上手すぎてあまり好きになれない。また、独自のスタイルが確立されてしまって魅力的だとは思わない。(下記の2作品は、60年代の個人的に好きな作品です)


しかし、1970年前後に手掛けたコラージュの手法を使った装丁などは、1960年代前半のような自由な表現が見られる。本業でないという気楽さなのか肩の力が抜けていて、すこしラフな仕上がりで独特な味があり、しかも池田満寿夫らしさも感じられる。
以前から注目していて探しているがなかなか集まらない。まあ、それほど多く手掛けていないのかもしれないが、装丁仕事に関する資料がないので地道に探すしかない。
いま手元にあるものをいくつか紹介します。(それぞれ、表紙と扉です)
※なにか情報をお持ちの方いっらっしゃいましたら、ぜひ情報提供ください。よろしくお願いします。

 

5月17日

タイムリーな話題でオススメの新刊本をひとつ。(2冊出てるから正確には、ふたつですが・・・)『世界のサッカーエンブレム』という本で、世界各国のクラブチームや代表チームのエンブレムだけが掲載されている。サッカー好きは勿論、デザインに興味がある方から、かわいいモノ好きの方までにオススメしたい本です。
本来の楽しみ方からはズレてるかもしれないけど、サッカーのエンブレムとは思えない様な個性的なエンブレムも多数掲載されているので、見かけたら手に取ってみてください。

 

個人的に気に入ったモノを3つ選んでみました。
左のは、ガーナ最古のクラブチームのモノ。こんな看板のインド料理屋があったら絶対入ってみたくなると思うのは僕だけでしょうか?
真中は、サッカーボールを持ったマスコットがかわいいチュニジアのクラブチームのモノ。このマスコットは1989年に漫画家が描いたもので、1998年にクラブ側が変更案を出したがファンの猛反発によりあえなく却下されたらしい。こんなヘタウマなかわいいマスコットを意味も無く変えようとするクラブの考えが理解できないが、素直にファンの意見を尊重する姿勢は素晴らしいと思う。
右のは、イタリア・セリエBのクラブチーム「バリ」のエンブレム。攻撃的なチームを目標とするためニワトリのオスがエンブレムに描かれているが、かわいすぎです!おかげで最近はめっぽう弱いらしいです・・・。